開発環境

Mbed コンパイラ

参考サイト

ARM開発環境準備の第一弾、書き込み器を用意する

必要機器

パソコン

USBシリアルモジュール 

ブレッドボード

ジャンパ線

書き込み器

ARMプロセッサの実行形式ファイルを、ターゲットマイコンのフラッシュメモリ領域に書き込むための装置です。

USBシリアルモジュール

KeeYees FTDI FT232RL (アマゾン 2個940円)を使用

KeeYees FTDI FT232RL USB-TTLシリアル変換アダプターモジュール

必要なポート

RXD 受信ポート
TXD 送信ポート
GND グランド

TTL(CMOS)レベルのポートであること
ジャンパーで電圧を3.3Vに設定

(注)TTLレベルとRS-232Cレベル

TTLは"0"=0V "1"=5V 実際にはVoL<0.8V VoH>2.0V程度になります。
RS-232Cは +15V>"0">+5V -15V<"1"<-5V になります。

USBシリアルモジュールとPCとの接続

①ケーブルでUSBシリアルモジュールとPCとの接続

②デバイスマネージャーでポート(COMとLPT)でUSB Serial PortのCOMポート番号を確認する

書込みソフト

lpc21ispより実行ファイルをダウンロードする。

lpc21ispはマイコンへの書き込みの他にも、ターミナルとしても使用できる。

USBシリアルモジュール接続テスト

USBシリアルモジュールとPCとが正しく接続されているかをテストする

lpc21ispをターミナルモードに設定して、キーボードより文字を送信する。キー押下でUSBシリアルモジュールの受信LEDが点灯すればOKです。

コマンドライン

lpc21isp -termonly comport baudrate Oscillator_in_kHz

comport 通信速度

baudrate 通信速度

Oscillator_in_kHz マイコンのクロック

(例)lpc21isp -termonly com5 9600 14746

ループバックテスト

TXとTRを決戦すると、キーボードより文字を送信したものが戻される。キー押下でUSBシリアルモジュールの受信LEDと送信LEDが点灯し、ターミナルの画面には入力した文字が表示される。

クラウド開発環境「mbed」

プログラムの作成はクラウド開発環境「mbed」を使用する。

Mbedでアカウント作成

プログラムを作成してビルドするとリモートにバイナリーファイルがダウンロードされる。

書込み

バイナリーファイルをマイコンのフラッシュメモリに書き込む

結線

USBシリアルモジュールのRXD、TXDをマイコンのRXD、TXDを交差して結線する。

書込み

マイコンを書き込みモードにする。24番ピンがGNDに落ちているときに、23番ピンをグランドに繋げば書き込みモードになる。

lpc21ispを書込みモードで起動する。

コマンドライン

lpc21isp -bin file comport baudrate Oscillator_in_kHz

file マイコンに書き込むバイナリーファイル

comport 通信速度

baudrate 通信速度

Oscillator_in_kHz マイコンのクロック

(例)lpc21isp -bin -bin c:\\LPC1114\lpc1114.bin com5 115200 48000

マイコン実行

マイコンを実行モードにする。24番ピンがGNDに落ちていないときに、23番ピンをグランドから離せばフラッシュメモリに書き込んだプログラムが起動される。

また、lpc21ispで書き込むときに -tryオプションをつけると書込み後に実行する。